English — 中文 — Deutsch — Español — Français — Italiano — 한국어 — Português — ру́сский — Nederlands
数ある宿泊先からひとつを選ぶ決め手とは? 旅慣れたゲストからのホスティングアドバイスの連載でおなじみのデビー&マイケル·キャンベルさんご夫妻に、5つのチェックポイントを伺ってみました。
***
夫のマイケルとこれまでに「暮らした」Airbnbのお家は世界各地に140軒以上あり、Airbnbで次の宿泊先を探すのは本当にお世辞抜きで楽しいです。街で不動産屋さんの大きなショーウィンドウの写真に見惚れて、「ああ、いつかこんなお家を購入してみたいわ。」と夢見る感覚、あれに近いですね。ふたりが求める理想のリスティングは…まあ、これはみなさん同じだと思いますが、やはり写真が一番きれいで、文章に一番心惹かれるものでしょうか。では早速リスティング3,000件以上を検索して気づいた、「Airbnbホームを誰かのドリームホームに変えるリスティングづくりのための5つのサジェスチョン」を以下にご紹介します。
文章: まずはハッと目を引く見出し。ここが第一関門です。「中心街の1寝室」と書くより「街を一望する光溢れるアパートメント」と書く方が、同じ物件でも注目度が違いますからね。自宅と周辺エリアで最も気に入っている特徴を書き、読み手が実際の暮らしをイメージできるようにしましょう。たとえば「静けさに心が安らぐ」、「街一番のナイトクラブから徒歩すぐ」など。中には写真しか見ていらっしゃらない方もいますので、写真を引き立てる当意即妙なキャプションを上手につけるのがコツですよ!
写真: おそらく大多数の方がそうであるように、私たち夫婦も真っ先にチェックするのは写真です。写真はホストのストーリーを物語る、プロ並みのクオリティのものを16~24枚用意し、お部屋の一番魅力的な写真をメイン写真にもっていきましょう。ゲストの目に止まるかどうかは、このトップの1枚で決まると言っても過言ではありません。
思わず泊まってみたくなる、居心地のよさそうなお部屋に撮れていますか? チェックしてみましょう。個人的には、家具がポツリポツリあるだけで、壁に四方を囲まれたようなガランとしたお部屋は、読まずに飛ばしてしまうことが多いです。同様に、物で溢れ返っている部屋もパスしてしまいますね…。それと、小物のクローズアップはあんまり撮りすぎない方が賢明かもしれません。それよりは、かわいいベッド、ふかふかのバスタオルを魅力的に紹介したり、自分のインテリアのセンスがわかるものを撮った方が効果的ですよ。お部屋の配置と用途がわかるように撮れているかも重要なチェックポイントです。たとえば机にはノートPC、バルコニーには朝食を並べて撮るんです。そうすれば見る側も実際そこに暮らす自分をしっかりイメージできます。私たちの場合、お金はなるべく節約したい派なので、キッチンの写真は念入りにチェックして自炊できるか確かめていますね。そのとき目安になるのは家電、トースター、電子ケトル(魔法瓶)、電子レンジです。
窓の外の眺めも撮って、建物を正面から撮った写真、庭の写真も適宜撮りましょう。観光名所は近場のもの以外は、誤解の元なので避けた方が無難です。あまりにも観光名所の写真が多いと「部屋の中を見られたくないから、外の写真でごまかしているのかなあ?」なんて勘繰られてしまいますから、ほどほどに…。もちろん地元エリアにあるお気に入りの名所などは大歓迎ですけどね。
正確さ: 見栄えはイマイチなリスティングでもホストがいい人だと、もうそれだけで一挙大逆転ということもあります。私たちが「いいホスト」だと思うのは、「玄関まで階段が○○段ある」とか、「Wi-Fi通信速度が遅い」とか、そういうゲストが困ることを正直に教えてくれるホストです。都会だから騒音は当たり前…と開き直って何も言わないよりは、「深夜までライブの音がうるさい」、「早朝からゴミ回収の音がする」といったところは一言知らせておいた方が無難でしょう。うちなんて一度、「雄鶏が鳴いてうるさいです」とわざわざ言ってくれたホストさんもいましたよ! いいところも、ちょっぴり残念なところも事前にわかっていれば、お互い堅い信頼を土台に交流に専念できますからね。
家から観光名所、ショップ、レストランまでの距離も正確にわかると助かります。「玄関から10分」と書く際には、徒歩か車かバス·電車かまで詳しく書くように心がけましょう。
プロフィールとレビュー: 宿泊を希望するゲストのプロフィールとレビューはきっとホストのみなさんも目を通しますよね? ゲストもホストのことは気になるものです。趣味やお仕事、ホスティングのどういうところが好きか、ということも書いておくようにしましょう。うちの場合はまず「お気にいり」に1都市あたり5~6件の候補を保存していって、あとでそれぞれのレビューにじっくり目を通し、ホストに関する感想、補助ホストのコミュニケーション力、おもてなしと気遣いのあるホストさんかどうか、といったところを調べます。そしてホストに関するポジティブなコメントが一番多いリスティングをほぼ毎回選んでいます。
料金: ふたりともフルタイムでAirbnbステイですから、料金は毎回シビアにチェックしています。Airbnbは予算に合わせてベストなリスティングを探せる機能があるので、そこも気に入っているポイントです。仮にまだ初心者でレビューが1件もない、あるいは少ないという場合は、相場より若干低めの料金に設定すると集客UPと高評価レビュー獲得につながります。説明文がすばらしく良く書けていて、いい写真がたっぷり掲載されていて、しかもホストからの対応も迅速で良い印象であれば、うちはレビューがまったくないところでも選びます。デビュー後まもないリスティングは料金もその現実を反映した料金になっているので、それも見逃せないポイントです。