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秋のAirbnbオープンで最も話題をさらった人気セッションといえば、Rebecca Morganさんの「成功するホスティング」のプレゼンもそのひとつ。
Rebeccaさんは米国人気TV番組「オプラ·ウィンフリー·ショー」、「60 Minutes」や公共ラジオ局NPRに出演し、ビジネスのリーダーシップについて評論活動をしている作家兼コンサルタントです。Airbnbではスーパーホストとしてご活躍中で、機会あるごとにホストの仲間たちに予約を増やす方法を教えています。
そんなRebeccaさんが語る成功への鍵は「proactivity(自分から進んで行動を起こすこと)」。セッションでは、地元を訪れる旅行者のニーズを先読みすることで収益につなげる4つのアプローチを紹介してくれました。以下にまとめてどうぞ。
1. 地域のイベント商機を見逃すな
地元のイベントスケジュールを頭に入れ、お祭りやフェス、会議が開催間近になったら、そのキーワードを散りばめてリスティングの文章を書き換えます。イベント主催者にご挨拶のメッセージも忘れないこと。ちょうど出演アーティスト、スタッフ、ボランティア、参加者の宿泊先確保で困っていて、渡りに船ということもあります。「近場にすぐ泊まれる宿があることを、とにかくイベント関係者全員に知ってもらうことが大切」と、Rebeccaさんは説明していました。
2. 地元のお店と友だちになろう
イベント商機は一過性のものですが、通年、人で混み合う場所がある地域も多いはずです。たとえばRebeccaさんがおすすめしていたのは、近くに病院があるなら総合案内カウンターに一度足を運んでみて、宿泊先にお困りの人がいればぜひお声をかけてくださいと、スタッフにお願いしてみることです。もうひとつの事例はヨガスタジオです。よく特別ゲストのインストラクター目当てに大勢の人が集まるところに目をつけたRebeccaさんは、さっそく地元のヨガスタジオを何ヶ所か回ってスタッフに名刺を配り、スペシャルイベント開催中の予約獲得につなげました。
3. 地域に寄付しよう
地域でリスティングの地名度を上げるためには、無料券の寄贈も威力を発揮します。たとえば地元のイベントで開かれるチャリティーオークションも絶好のチャンスで、1泊無料券を寄付すれば会場に集まった数百人もの人たちに宿泊施設とおもてなしをPRできます。「地域市場に食い込んで定位置さえ確保できれば、親族の集まりで泊まる場所がなくて困っている親戚の方にも『あのお宅に頼めば大丈夫』と紹介してもらえるようになりますよ」(Rebeccaさん)
4. お家を宣伝する
リスティングの宣伝用のパンフレットや名刺も常に手元にご用意を。Rebeccaさんの場合、名刺には生けたお花の写真を入れています。理由は、「月並みな寝室の写真より、こっちの方がきれいだし、興味を掻き立てると思うから」。そのほかにはメールアドレス、電話番号、リスティング3件の短縮URL(bit.lyで短縮しています)を記載しています。
Rebeccaさんの成功の秘訣を一言でまとめると、コミュニティの一員となることに尽きます。街のさまざまな動きを見つめ、先手先手で働きかけ、来訪者のニーズに対応するリスティングがあることを地元の人にわかってもらう、そこから成功への道は開かれていくようです。