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Airbnbはアドベンチャー・トラベル・トレード協会(ATTA)と連携し、安全なロッククライミング体験をホスティングするためのヒントを提供しています。こちらでは推奨される実践例を紹介していますが、実際の活動はホスト自身がエキスパートとして案内する必要があります。優れたホストは、すべての方々の安全を守るためにできることがないか常に模索しています。

期待の行き違いを防ぐ

安全に体験を楽しむために留意すべき、健康状態や体力などに関する要件がある場合は、体験の説明文にその旨を明記してください。所要時間、運動量、必要な体力や能力レベルなどの情報は伝えておきましょう。

ATTAがまとめた、ロッククライミング体験に必要なスキルレベルをゲストに伝えるための指針をご紹介します。

ボルダリング 

  • 初心者:地面に近いところを登ります。安全のためにスポッター(落ちたときにサポートする人)がつき、マット(クラッシュパッド)が設置されます。未経験者でも参加することができます。地面に近い、簡単なルートを登ることになります。
  • 中級者:地面に近いところを登ります。安全のためにスポッターがつき、マットが設置されます。未経験者でも参加することはできますが、少し難しいルートを登ることになるため、登り切るためにはある程度の運動能力とクライミングスキルが必要です。
  • 上級者:ゲストは難易度が高いルートを登ることになります。

シングルピッチ・クライミング

  • 初心者:アクセスしやすい岩山で、簡単なクライミングをすることになります。
  • 中級者:ゲストは前の人に続いて登っていきます。登り切るためには、クライミングのテクニックと運動能力が必要です。
  • 上級者:ゲストは先頭に立って登っていきます。設備が整った安全なルートを登ります。

トップロープ・クライミング

  • 初心者:未経験者のゲストも、ロッククライミングの技術とスリルを味わうことができます。ホストが固定するトップロープにより、落下を防ぎます。最大1ピッチ(ロープの長さ分)のルートを登ります。アクセスしやすい場所での簡単なクライミングです。
  • 中級者:未経験者のゲストも、ロッククライミングの技術とスリルを味わうことができます。ホストが固定するトップロープにより、落下を防ぎます。最大1ピッチ(ロープの長さ分)のルートを登ります。登る動作やトップロープを使った下降が必要となるクライミングルートです。

シングルピッチ・クライミング(従来型)

  • 初心者:ゲストは決められた安定のルートを、プロテクションを設置・回収しながら登っていくことになります。最大1ピッチ(ロープの長さ分)のルートを登ります。基本的なクライミングにおける安全確保(ビレイ)および器具の取り扱い(クリーニング)を行います。知っておくべき知識や情報は、通常セッションのはじめに説明します。アクセスしやすい岩山で、簡単なクライミングをする場合がほとんどです。
  • 中級者:ゲストは決められた安定のルートを、プロテクションを設置・回収しながら登っていくことになります。最大1ピッチ(ロープの長さ分)のルートを登ります。基本的なクライミングにおける安全確保(ビレイ)および器具の取り扱い(クリーニング)を行います。知っておくべき知識や情報は、通常セッションのはじめに説明します。前の人に続いて登っていきます。登り切るためには、クライミングに必要な運動能力がそれなりに要求されます。
  • 上級者:ゲストは決められた安定のルートを、プロテクションを設置・回収しながら登っていくことになります。最大1ピッチ(ロープの長さ分)のルートを登ります。基本的なクライミングにおける安全確保(ビレイ)および器具の取り扱い(クリーニング)を行います。知っておくべき知識や情報は、通常セッションのはじめに説明します。体験によっては、ゲストが先頭に立って登っていくこともできます。

マルチピッチ・クライミング

  • 初心者:体力的にも精神的にも難易度が高い、長いルート(複数ピッチ)をリードクライミングで登っていくことになります。下降が容易でないため、より気合を入れて登る必要があります。クライミングスポットまでトレッキングで行く場合があります。一般的に、ある程度のクライミングスキルや経験、およびモチベーションが求められます。ゲストにはホストから事前にその旨を伝える必要があります。アクセスしやすい(フロントカントリーの)岩山でのロッククライミング
  • 中級者:体力的にも精神的にも難易度が高い、長いルート(複数ピッチ)をリードクライミングで登っていくことになります。下降が容易でないため、より気合を入れて登る必要があります。クライミングスポットまでトレッキングで行く場合があります。一般的に、ある程度のクライミングスキルや経験、およびモチベーションが求められます。ゲストにはホストから事前にその旨を伝える必要があります。前の人に続いて登っていきます。登り切るためには、クライミングに必要な運動能力がそれなりに要求されます。
  • 上級者:体力的にも精神的にも難易度が高い、長いルート(複数ピッチ)をリードクライミングで登っていくことになります。下降が容易でないため、より気合を入れて登る必要があります。クライミングスポットまでトレッキングで行く場合があります。一般的に、ある程度のクライミングスキルや経験、およびモチベーションが求められます。体験によっては、ゲストが先頭に立って登っていくこともできます。

アルパイン・クライミング

  • 中級者:ゲストは、風雨さらされる長いルートを登ることになります。クライミングスポットまではトレッキングで行くことが予想されます。引き返す場合は時間がかかるため、厳しい環境とクライミングに耐えられるスタミナとモチベーションが求められます。効率的に動く身体能力が要求されるだけでなく、クライミングの安全確保作業(ビレイ、アンカー、およびプロテクションのクリーニング)に積極的に参加する必要があります。前の人に続いて登っていきます。登り切るためには、クライミングに必要な運動能力がそれなりに要求されます。
  • 上級者:ゲストは、風雨さらされる長いルートを登ることになります。クライミングスポットまではトレッキングで行くことが予想されます。引き返す場合は時間がかかるため、厳しい環境とクライミングに耐えられるスタミナとモチベーションが求められます。効率的に動く身体能力が要求されるだけでなく、クライミングの安全確保作業(ビレイ、アンカー、およびプロテクションのクリーニング)に積極的に参加する必要があります。体験によっては、ゲストが先頭に立って登ったり、ルートを探索したりすることができます。

ゲストと頻繁にコミュニケーションを取る 

体験の予約が入ったら、Airbnbのメッセージシステムを使って自己紹介をし、ゲストに歓迎の気持ちを伝え、準備を整えてもらう手助けをするとよいです。参加に影響する可能性のある健康上の懸念がないか、ゲストに確認してください。食物アレルギーから心臓疾患まで、さまざまな懸念が考えられます。ゲストのニーズに対応するためにどのような変更が可能か(または検討できるか)を必ず明確にしましょう。わからないことがあれば何でも聞いてくださいと、ゲストに伝えておきましょう。

メッセージを通じて、実施するクライミングの種類に応じた具体的な質問をゲストに聞くことをおすすめします。

  • ボルダリングをする予定の場合は、どのグレードの課題を登るのが好きか、スポッティングやマットに落下することに抵抗がないかなど、これまでの経験について確認しておくとよいです。クライミングスポットの間を移動するときのハイキングについてもゲストに伝えておきましょう。
  • シングルピッチやマルチピッチのクライミングの場合は、リードクライマーをビレイした経験があるかどうかをゲストに確認する必要があります。クライミングの場所、長さ、条件によっては、マルチピッチ・クライミングの経験があるゲストに限定した方がよい場合もあります。ホストがリードするときは、自分のクライミングレベルよりはるかに低いレベルの場所を選ぶ必要があります。ゲストにどのようなビレイデバイスが使いやすいかを確認しておくとよいでしょう。
  • アルパイン・クライミングの場合は、ホストに山岳環境でのクライミング経験があることが前提であり、ゲストも経験があることを確認する必要があります。ホストとして、遭遇する可能性のある過酷な天候や気温、長い道のり、求められるクライミングスキル、さらには登り切った後の険しい地形を下降する帰り道について明確に説明しておきましょう。

ゲストが気を遣わずいつでも質問できるような体験にする必要があります。一般的な懸念事項(体験中のトイレの使い方や、ほかのゲストとの交流に関するルールなど)を想定しておきましょう。必要な持ち物のリストを、事前にゲストに送付しておいてください。ロッククライミングの場合、重ね着用の服や、適切な靴、帽子、サングラス(ストラップ付き)、日焼け止めなどが考えられます。懸念事項にはすぐに対処し、上記の質問やその他の質問に体験中いつでも対応できるようにしましょう。

根気強く、親身になって相手の話を聞き、ゲストの立場に立って考えることが大切です。たとえば、食べ物や軽食、水の提供があるか、水筒を持参する必要があるか、どのようなトイレ設備を使えるかなどの実用的な情報は ゲストに質問される前に伝えておくようにしましょう。ホスト自身にとっては些細なことであっても、ゲストにとっては苦労を強いられ、不安を抱く要素の場合があります。安全に体験を楽しむためには、しっかりとコミュニケーションを取ることが不可欠です。

地域の規制に従い、予報を確認する

現地の情報に精通し、岩山やクライミングルートでの体験実施が許可されているかどうか、いつ実施できるかを確認するとともに、クライミングを実施する地域に適用される規則や規制について把握しておく必要があります。厳しい環境を予測し、避難する場合の選択肢を把握できるよう、天気予報を常に確認し、クライミングを実施する場所のことを熟知しておく必要があります。

出発前に必要な情報を明確に説明する

クライミングを始める前に、プロテクションへのクリップ、ビレイ、フォールなど、初心者に必要なスキルを指導またはおさらいする時間を設けましょう。ロッククライミング体験のホストとして、ゲストの能力を常に確認する必要があります(ロープを張っているとき、結び付けているとき、登っているときなど)。登りはじめてからも、チェックを怠らないようにしましょう。ゲストにその都度気分を確認するとともに、様子を観察し、快適に過ごせているかどうか、ゲストの能力が体験の実施環境や期待事項に適しているかどうかを確認してください。

ボルダリングの場合は、正しいスポッティングのテクニックのほか、難易度の高いボルダリング課題でのスポーツ外傷のリスクを軽減するために役立つクライミングテクニックなどについて説明します。

ロープを使ったクライミングでは、安全なビレイテクニックに加えて、ロープの結び方をおさらいしておくとよいでしょう。登りはじめる前に、ゲストが上記のテクニックや使用するビレイデバイスの種類に不安がないことを確認してください。

ホストが先頭を行くときは、ゲストがリードクライマーをビレイすることに不安がないことを必ず確認してください。以上のスキルのほかにも、ゲストに知っておいてもらいたいスキルや、ゲストが知っておくべきスキルがあれば、確認し、練習しておきましょう。

ビレイの際に、ゲストとホストとの間でしっかりとコミュニケーションが取れるよう、登りはじめる前に練習しておきましょう。

体験中に必要な食料、水、器具がすべて揃っていることを確認しておきましょう。中には不安を感じているゲストがいる可能性もあり、慣れたクライマーよりも一部のアイテムが多く必要となる場合があります。このようなニーズを予測しておくことで、よりよい体験を提供することができます。

適切な器具を提供する

ホスト側で提供する器具やゲスト側で用意が必要なものがあれば伝えておきましょう。クライミングの種類を問わず、ゲストが自分の器具を持参する予定があるか確認してください。各ゲストにフィットする、状態が良好かつ清潔な器具を提供する必要があります。

  • ボルダリングの場合は、靴やチョーク、マット(クラッシュパッド)などの提供が考えられます。マットが丈夫であることと、ボルダリングスポット間を持ち運べることを必ず確認してください。ボルダリングスポット間の移動に適した靴、重ね着用の服、食料、水、それらを持ち運ぶ手段をゲストが持っていることも確認しておくことをおすすめします。
  • ロープを使うクライミングの場合は、クライミングシューズやハーネス、ロック機構のあるカラビナ付きビレイデバイス、ヘルメットなどが自分とゲスト用に用意する器具として考えられます。器具に関して考慮すべき点には、次のようなものがあります。
  • カラビナのロック機構がスムーズに動作することを必ずお確かめください。
  • ロープなどの繊維用品に構造的な摩耗がないことをお確かめください。必要に応じて、ハーネスを二重に折り返して留める方法をゲストに見せましょう。
  • ホストは、ロープやスリング、クイックドロー、カラビナ、プロテクション装備、支店構築用の適切な器具も準備しておく必要があります。
  • ビレイを外し、ロープを登って即席の支点を構築するために使用する救助用の器具を再確認しましょう。ロープに薄くなっている部分や強度が低下している部分がないかを確認し、器具の寿命が来たときは必ず使用を止めてください。
  • シングルピッチおよびマルチピッチ・クライミングでは、ゲストが自分の器具を持参することもあります。参加者全員に必ず必要な器具が行き渡るように準備を整えてください。
  • どのような種類のクライミング体験でも、ゲストのための食料や水、重ね着用の服などが必要です。ゲストが持参すべき食料や飲み物、ホスト側で提供する食料や飲み物を明確にしておきましょう。上記のものを十分な量持ち運ぶための快適な手段も必要です。マルチピッチやアルパイン・クライミングの場合、特殊なバッグが必要な場合もありますので、最適な装備をゲストに教えてあげましょう。
  • 長時間のマルチピッチおよびアルパイン・クライミングの場合は、ヘッドランプを全員分用意することをおすすめします。

ゲストが怪我した場合に備えて、たとえゲストに意識がない場合でも状態を安定させ、安全に避難させるための、幅広い用途に適した応急処置キットを携行し、使い方を知っておく必要があります。

携帯電話の電波が届く範囲を把握しておくことをおすすめします。また、必要に応じて緊急サービスを使用するために、外部との通信手段を確保しておく必要があります。体験で器具を提供しない場合でも、ゲストの器具が良好な状態であるかどうか、また正しく使用されているかどうかを確認する必要があります。

適切な条件を選ぶ 

気温、風、雨など、遭遇する可能性のあるさまざまな気象条件についてゲストと話しておいてください。気象条件が実施スポットまでの経路、クライミング、および下降にどのような影響を及ぼすか、また岩場の表面にどのような影響があるかをゲストに伝えておきましょう。また、こうした気象条件やその他の予期せぬ(しかし遭遇する可能性のある)問題に備える最善の方法も伝えておくとよいです。天候や岩場の状況に加え、体験の実施場所によっては高度の影響を受ける可能性もあるため、必要があれば順応や高度病の兆候・症状についてゲストと必ず話し合いましょう。言及しないことで、深刻な事態につながってしまう場合もあります。

ホストには、ゲストのレベルを考慮し、危険な状況を見極める能力が必要です。ゲストの能力では対応できないリスクや予期せぬ危険性がある場合は、体験を実施しないでください。

安全を優先する

ゲストの経験に合わせた、理解しやすい明確な旅程表を作成し、迷子になったり怪我を負ったりした場合の具体的な対処方法がわかるようにしておきましょう。実施するクライミングの種類を問わず、次のヒントを参考にすることで、一般的な怪我の原因を防ぐことができます。

  • ボルダリングの場合は、スポッティングのテクニックが低いゲストや、休憩なしで繰り返し挑戦するようなゲストがいる場合は警戒するとよいでしょう。
  • ロープを使うクライミングの場合、特に初心者のゲストには、正しいロープの結び方やビレイのテクニックを見せてあげましょう。落下を防ぐための正しいビレイテクニックを披露し、実践しましょう。
  • リードクライミングをする場合は、リードがフォールしたときの受け止め方をゲストが知っているかどうか確認しましょう。登る前にこのスキルを練習しておくとよいでしょう。
  • シングルピッチ・クライミングの場合、ビレイヤーを地面に固定するのか、上方向の引っ張りに備えてもらうのかを検討してください。
  • クライミング中およびビレイ中は、ホスト、ゲスト双方ともにヘルメットを着用する必要があります。ほかのクライマーやグループが近くにいる場合は特に注意を払い、落石の可能性に気を付けてください。
  • 器具やアンカーを取り扱う際は、逆クリップ、ビレイの失敗、クリップの失敗、聞き間違いなどが起こらないよう、ホストは常に注意する必要があります。マルチピッチ・クライミングを安全に実施するためには、しっかりとコミュニケーションをとることが不可欠です。登る前にコミュニケーションの取り方を練習するようにしてください。

不測の事態が起こった場合に備え、実践したことのある緊急時の行動計画を立て、ゲストを避難させる手段を用意しておくとよいでしょう。体験の実施場所が医療機関から1時間以上離れている場合は、CPR認定に加え、ウィルダネスファーストレスポンダー(WFR)またはウィルダネスアドバンスファーストエイド(WAFA)の認定を取得しておくことが推奨されます。緊急時の計画作成について詳しくはこちらをご覧ください。

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