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体験の料金選びは判断の難しい作業です。簡単な公式があればいいのですが、体験はそれぞれ内容が異なりますので、適正料金もそれぞれ異なるのが現実です! そこでここでは世界中のホストのみなさまに取材を行って、予約率(と評価)の高いホストから聞いた7つの役立つヒントをまとめてみました! もちろん料金はホストが自由に決められます。こちらは料金設定プランを考える際の参考資料としてお役立てください。

対象を具体的に想定する

体験に参加してほしい理想のゲストはどんなタイプの方ですか? 理想のゲストを具体的にイメージしてみると、料金も自ずから絞られてきます。ご自身のスキルやユニークな知識に興味を持ちそうなゲストの性格や属性、職業、旅費、ほかに興味を持ちそうなアクティビティ、好みのレストランやバーのタイプをじっくり考えてみます。

そして、理想のゲストが午後や夜、どんなことをして過ごすのかを思い浮かべ、平均的な外食にかかる費用やほかのイベントや体験に参加した場合の費用を調べてみます。あまり安くし過ぎても真面目に取り合ってもらえない恐れがありますが、あまり高くし過ぎても対象ゲストの予算からは外れてしまいますので、その中間から選ぶのがコツです。

徐々に理想の料金にレベルアップ

新規ベンチャーは立ち上げてすぐ人気が出ることは少なく、成功までにはある程度時間もかかりますので、その点を忘れないようにしましょう。最初は参加体験談も5つ星レビューもない状態からのスタートですので、なかなか予約が集まりづらい面もあります。そこで特別な「お試し料金」として料金を低めに設定し、最初の予約を呼び込み、レビュー、クチコミの早期確保を目指のもよくあるアプローチです。レビューは「世界が認めた証拠」であり、集客効果を発揮する強い味方です。レビューを一定数確保したら少し値上げするということを繰り返していけば、極端に予約が落ち込む心配もありません。

デビュー直後の時期は、市場内での位置づけを知るよい時期と捉えている方も大勢います。お試し料金でゲストを早期に確保すると、体験のコンセプトが十分通用するという裏付けにもなりますし、記念すべき参加第1号のゲストから学んだことを次に活かしていくことができます!

以下は「ランズエンドで瞑想体験」ホストのTravisさんが自分で考えて実践した料金設定ガイドです。ご覧のように、上記の戦略に段階的に値上げする目安を組み込んでいるのが特徴です。これによりTravisさんは、世界が認めた証拠の数値目標を手堅く確保することができました。その基礎さえしっかり固まってしまえば、あとはいろいろな料金とバージョンで体験を試すことができます。

 

レベル1: $20でスタート

  • レビュー通算10件獲得後に値上げ
  • 低料金なので、期待値は低め、参加人数は多め、支払いをしたのに欠席という人もあり
  • 期待以上の内容に驚き喜び、好意的なレビューが超初期に集まります

レベル2: $34

  • レビュー通算20件獲得後に値上げ
  • 良心的な中間料金なので人気は衰えません (映画のチケット2人分相当)

レベル3: $49

  • レビュー通算60件獲得後に値上げ
  • 理想の料金。体験のホスティングがきちんとした収入源になりました

需要と供給の実験を行う

意外と知られていないのが、料金は日付別に異なる料金に設定できることです。これを応用すれば、需要の変動期にカレンダーで日付を1つか2つ選んで、割引料金や割増料金にして反応を確かめることができます。もし今の料金より予約が集まるようなら、それは全体の値下げや値上げに踏み切る潮時というサインです。

プロのアドバイス: 需要が高いのはいつで、低いのはいつですか? 料金の実験を行ってみたい需要の変動期を一覧にまとめてみましょう。 地元のイベント、シーズン、時間帯、曜日などによっても需要は変わります。たとえばリオはカーニバルの時期が繁忙期、ニューヨークは真冬の1~2月が閑散期です。

運用コストを把握する

体験の運用にかかる費用をすべて詳しく書き出してみます。準備の時間給、交通費、事業登録や許可取得の手数料、材料費、調達費、用具レンタル、会場費、軽食費などなど。その中から必要なもの、まとめ買いで節約できるもの、節減できるものを考えます。節減する場合は、それに代わる費用ゼロの演出も考えてみます。忘れてならない大事な点は、体験は予約1件でも実施確定となるということです。参加人数がたったの数人でも赤字が出ないように、固定費はなるべく削る努力が欠かせません。

音楽ブロガーと話題のバンドを見る体験」をサンフランシスコで実施しているホストのJamesさんの場合は、ビール、コンサートのチケットとさらに本業フル稼働の特典「開演前のラインナップ案内(ブログ記事、プレイリスト、ポッドキャストの一覧)」を用意しています。体験実施前に出演バンドの下調べをどうせしますので、その情報をゲストに紹介し、みんなも十分な背景を知ってライブを100倍楽しめるようにしているのです。かかる費用は一切ありません。

料金は低めにしました。その方がもっと大勢の人に体験を楽しんでもらえるかと思って。 それに合わせて内容も見直して費用を切り詰めました。これでだいぶ助かっています!

–Gabrielaさん、「リトルアフリカを知る体験」ホスト (リオデジャネイロ)

Gabrielaさんは最初の数回、カイピリーニャ(ブラジルのカクテル)を最後に無料でお出ししていたのですが、それでは費用がかかりすぎることに気づき、体験から削除しました。このコストを切り詰めたおかげで、参加料金を値下げすることができ、予約が増え、ファミリーでの団体参加が増えるといううれしい効果も現れました。

過小評価をしない

運用コストさえキッチリ押さえてしまえば、あとは安心してさまざまな料金を試すことができます。もちろん利益は出さなければなりませんが、利益を出そうとするあまり高くし過ぎてもゲストは予約をためらってしまいます。体験掲載ページをひととおり読んで、ゲストが納得するコストパフォーマンスのよい料金がずばりいくらかを考えてみましょう。とっておきのサプライズをとっておいて当日ゲストが喜ぶ顔を楽しみにしているホストの方もいますし、それも全体の満足度を高める面では効果がありますが、その場合も予約しないと手にできないお楽しみがあることを、それとなく予告することは忘れないようにしましょう。

お値ごろ感を高めるにはどうすればいいのか? これについては、やはり体験のリスティングの質を高め、情報を余すところなく記載することが大事だと答える方が目立ちました。特に力を入れているのが「ホスト側で提供するもの」と「体験できること」です。中には「予定ルート」にまでこだわる方も。

高いレビューが集まると、ゲストが体験を見積もる目も変わります。先述のJamesさんを例にとると、ユニークな特典を盛り込んだおかげで早い段階で高いレビューが入り、もっと高くてもいいのにという声まで集まっています!

本当に楽しかったです!! Jamesさんは信じられないほどバンドのことをよく知っています(ビールとサンフランシスコのことも)。料金が安いからそれなりと思ったら大間違い!! この5倍払っても十分元はとれたと感じると思います。 – Hannahさん

ゲストに感想を聞く

友達や身内を集めて試運転する場合、お試し料金で体験に参加してもらって感想を聞いてみましょう。料金については「料金はいくらなら払う?」と聞くと、低く見積もられることがほとんどなので、別の方法で質問しましょう! 「お試し料金に10ドルや20ドル上乗せしても払う?」と尋ねてみて、もし喜んで「払う!」という反応が返ってきたら、それはお試し料金が適正な特別料金として機能している証拠です。体験ではゲストの期待をよい意味で裏切るものを毎回用意できるとよいでしょう。それが5つ星レビューを確保する王道です。

大枠で考える

体験ホストをしていると、ついつい類似の体験の料金にばかり気をとられてしまいますが、ゲストが体験を閲覧するときには、もっと大枠で探していたりします。あなたの街やエリアでできることを探している方もいますし、金曜の夜は思い出の夜にしたいと思っている方や、平日の昼下がりに少しリラックスしたいと思っている方もいます。ゲストの生活や旅のリズムを考え、その時間帯で検索結果に表示される競合と料金を比べてみることが大切です。「ピンポール台のあるバーを飲み歩く体験」を閲覧するゲストが比べているのはクラビングやコンサートなど、競合のピンボール体験ではないことも往々にしてあります。

体験と料金を比べる際にもうひとつ注意が必要なのは、相手がたまたま試運転的に値上げや値下げをしているテスト中でも、こちらにはそれを知る由はないことです。その場合は、予約が入るものとも入らないものとも知れない料金が比較の対象となってしまいます。

体験の料金選定はホストが自由にできるので、いろいろな料金を試しながらゲストが納得できる料金を選び、実績向上につなげる参考として役立てていただければ何よりです。 料金の実験はリスティングの料金設定で今すぐにでも着手できます。みなさまの成功を願っています!